地方国立大学の俗称「駅弁大学」

学力向上の研究家

地方国立大学の俗称「駅弁大学」

成績を上げたい

「受験と学習塾用語」に出てくる「駅弁大学」とはどういう意味ですか?

受験の研究家

「駅弁大学」とは、地方にある国公立大学のことを指す俗称です。

成績を上げたい

なぜ「駅弁大学」と呼ばれるのですか?

受験の研究家

戦後、地方都市にキャンパスが新設された大学が多く、当時駅弁を販売していたような場所にキャンパスがあったことが由来です。

駅弁大学とは。

地方にある国立大学を俗に「駅弁大学」と呼びます。「駅弁」とは、戦後、地方都市に多くキャンパスができたことから、駅弁を販売するような都市にある大学を指すようになりました。

駅弁大学は、地方国立大学とも呼ばれます。ただし、東京大学、大阪大学などの「旧帝国大学」や、一橋大学、東京工業大学などの「旧官立大学」は含まれません。また、揶揄の意味を込めて「駅弁大学」と呼ばれることもあります。

駅弁大学の由来

駅弁大学の由来

駅弁大学の由来は、地方に位置する国立大学への蔑称として生まれた経緯があります。かつて、東京からの長距離列車に地方から上京した学生たちが駅弁を食べていたことから、「駅弁食う」という表現が地方出身者をからかう意味合いを持ち始めました。そこから派生して、地方国立大学を「駅弁大学」と呼ぶようになったと言われています。しかしながら、近年ではこの俗称は不適切であると認識されるようになり、使用されることは減少しています。

GHQによる設立計画

GHQによる設立計画

第二次世界大戦後の日本占領期間中、連合国軍総司令部(GHQ)は日本の高等教育制度の改革に着手しました。その一環として、GHQは地方の主要都市に国立大学を設立することを計画しました。これらの大学は、地域に根ざした高等教育機会を拡大することを目的としていました。

この計画に基づき、1949年から1952年の間に、札幌、仙台、新潟、金沢、富山、福井、甲府、静岡、名古屋、大阪、和歌山、松江、高知、大分、宮崎に国立大学が設立されました。これらの大学は、「駅弁大学」と呼ばれるようになりました。この俗称は、これらの大学が地元駅で駅弁を売っていることに由来しています。

地方都市へのキャンパス新設

地方都市へのキャンパス新設

地方都市へのキャンパス新設が「駅弁大学」という俗称の由来となった。地方国立大学は、戦後、戦災により施設を喪失した教育機関を地方都市に移転させる形で創設された。これらの大学は、当時の交通手段の中心であった鉄道駅から徒歩で通える距離にキャンパスを設置した。そのため、学生たちは通学に駅弁を食べることから、次第に「駅弁大学」と呼ばれるようになったのである。

揶揄の意味合い

揶揄の意味合い

「駅弁大学」という俗称には、地方国立大学に対する揶揄の意味合いが含まれています。駅弁とは、駅で販売される手軽な昼食を指しますが、地方国立大学を駅弁に例えることで、それらの大学が「平均的」「特別なものではなく、どこにでもありふれている」という印象を与えるのです。

この俗称は、地方国立大学が首都圏や関西圏の有名大学と比べると、規模や知名度、研究実績で劣ることが多いことに端を発しています。そのため、地方国立大学は「地元出身者や、難関大学に合格できなかった学生が仕方なく通う場所」と見られる傾向があり、「駅弁」という軽蔑的な表現で揶揄されているのです。

「駅弁大学」に含まれない大学

「駅弁大学」に含まれない大学

「駅弁大学」に含まれない大学

「駅弁大学」という俗称は一般的に、地方国立大学に付されています。しかし、この分類には含まれない大学もいくつかあります。例えば、北海道大学や九州大学などの「旧帝国大学」は、その歴史的背景や研究レベルの高さから、「駅弁大学」とはみなされません。また、「旧制大学」を前身とする東京工業大学や東京外国語大学なども、特殊な教育内容や高い評価を受けて、「駅弁大学」には該当しません。さらに、一都三県の国立大学である東京大学、東京工業大学、早稲田大学、慶応義塾大学なども、その規模や知名度の高さから、「駅弁大学」とは呼び習わされません。

ABOUT ME
記事URLをコピーしました